TDYリモデルスマイル作品コンテスト2008 東北地区 ブロック別優秀賞
日本住宅リフォーム産業協会デザインコンテスト 優秀賞
〝家族の絆〟

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①80歳代のご両親の足腰が弱くなってきた為、和室の床に座る生活から椅子の生活へ変えて
あげたい。ご両親の寝室からトイレまで距離が遠いので、なるべく距離を短くしたい。
②A様ご夫妻も趣味仲間’12~15人)を招き、お魚をさばいたりしてパーティーが出来る空間が
欲しい。
③今後安心して住むことができるか、新築にしなければいけないのか、現在の家の状況を改め
て見直したい。
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■リフォーム前

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■リフォーム後


手前のシンクは奥様専用。奥のシンクはご主人様専用。魚を裁いたり奥様と同時に料理が出来る様に2つのシンクを設置しました。

▲キッチン横の勝手口、リビングの窓からも行き来が出来るデッキ。普段は洗濯干しスペース。夏は第二のリビングとしてパーティーで活用!
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■リフォーム前


▲玄関正面の収納(階段下)を
トイレと手洗いスペースに
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■リフォーム後


▲ご両親のお部屋の近くに移動したトイレ。
階段下には手洗いスペースを設け、トイレは気兼ねなくゆっくり入れるように置くに配置しました。
手洗い下の収納扉は、以前和室の襖に組み込まれていた格子を再利用。
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トイレは気兼ねなくゆっくり入れるように置くに配置しました。便器の後ろの扉は、以前和室の襖に組み込まれていた格子を再利用。
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・23年間何も手をかけずに住んできた為、リフォームではあまりもたないのでは無いかという不安をA様はお持ちでした。建替えは何回も引越しをしなければいけない大変さ、新しく土地を購入して新築することも考えたそうですが、近所の友人がたくさんいる慣れ親しんだ地を離れることは、特にご両親が寂しい想いをされるのでは無いかと考えていました。
そこで、現在の建物の状況を調査、劣化部の修繕や耐震補強の必要性をご説明して、先ずは『家を丈夫にする』リフォームをご提案。そしてご両親やご夫妻の老後を考えた『段差・温度・設備器機のバリアフリー』と、ご家族や友人が『楽しく集えるLDK』へと打合せを進めていきました。
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■生活スタイルの変化
工事後はご夫妻共通のご趣味であるテニスを通じて知り合った13名のご友人を招待しパーティーを
開催。
美味しいお魚を食べながら、いつも以上に弾む会話と、いつも以上の素敵な笑顔がたくさんあふれて
いました!
〝自分専用のキッチンで魚をさばき、みんなに振舞いたい〟と言うご主人様の想いが叶いました。
■リモデルしてスマイルになったこと
『床の感触も、お部屋全体も暖かいしユッタリできますよ。椅子の生活は楽でいいねぇ』と大変ご満足さ
れていました。
お父様はさっそく“購入したばかりの新しいポット”を椅子のすぐ横に置き、お茶飲みを楽しみにされています。お母様は趣味で作られている『造花のお花』を、テレビの横やトイレ、洗面所にも飾り満足そうに眺めておられました。
そして、〝リフォーム後の準備を忙しそうに、かつ楽しそうにしているご両親〟をみていたご主人様
(息子)が、誰よりも素敵な笑顔で・・・『家族の絆が深まったよ。』と嬉しそうに話してくださいました。
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